なにもこんな急に寒くならなくたっていいじゃないかーっ!
と、私は言いたい。
風邪はほどほどに回復してきました。
そして昨晩は・・・
元々誰か(もしくは何か)にくっついていたがるいちが
ふぅにくっついて食後の栄養吸収タイム。
こうやって寄ってくるだけなら、ふぅも構わないんだけどねぇ。
でん助は過剰にちょっかいだすから嫌がられる・・・
高千穂遥さんの「クラッシャージョウ」がリバイバルされ、それを基にコミカライズされるという試みは、どんな絵柄でやるんだ? といっぺんは考えるわけです。が、これを作画する針井佑さんは意図したことなのか元々の画風か、ジョウ黎明期から挿絵によって世界観をフォローしている安彦良和さんが憑依(笑)したような、いわゆる「イタコ漫画家」作風なのです。まあそれはそれで、キャラクターから大道具小道具まで基本軸が踏襲されたデザインの安心感があることはあります。
コマの割り方から擬音と手書きセリフの技法までなぞる凝りよう。でも例えば安彦さんが持っている線の再現となるとまだそこまでは、連載ベースの物量では無理があるかなあという印象です。事実、単行本の一巻めのボリュームはかなりのもので、これで前編だというから大変な作業なんだろうと想像できます。
クラッシャージョウといえば、83年に劇場用アニメーションが封切られた際、音楽を担当した前田憲男さんが、サントラ盤レコードのライナーノーツで「ベン・ハーを意識して作った楽曲だけれど、(ロージャ・ミクローシュの作曲とは)似て否なるもの」といった内容のコメントを寄せていました。まさしくその言葉通りと言うのが今回のコミカライズでもあるかなと。
ただねー、ミネルバが出てきたりファイターやガレオンが出てきたり、クラッシャーの面々が動く(漫画の中でね)様をページ送りしながら、つい脳内に前田さんの音楽が再生されるわけですよ。これってこの漫画がうまいこと描かれているという証明なんでしょうねえ。
CSGというのは本当は「Cemented Sandand Gravel」の略で、セメントと砂と砂利を混合し締め固める土木技術です。でもカレーとサラダ(ここでは野菜、と解釈・・・あっ、グリルドチキンも混じってるけど)とごはんで、ダムカレーも成立するのだ ←まったくのこじつけ
というわけで、成瀬ダムカレーを食べる機会にめぐまれました。成瀬ダムは、秋田県東成瀬村に・・・まだありません。これから工事が始まる新しいダムです。
このダムが、全国でもまだ6例目という「台形ダム」と「CSG工法」の組み合わせによる台形CSGダムとして計画されたことに合わせて、成瀬ダムカレーも2年ほど前に開発されたそうです。ダム堤体ががっちりと台形をしております。しかしセメントや砂やらは入っていません(そりゃそうだ)。250gものお米を、自立しつつスプーンなり箸なりを入れられる絶妙の堅さで盛りつけているのが特徴。カレーは短角牛の肉を使ったキーマカレーだとか。野菜については東成瀬村が生産するアスパラガスをはじめとした季節のしつらえです。
ダムの建設現場に近い「やまゆり温泉 ホテルブラン」の食堂で出していますが、予約と、10人以上での申し込みが必要だと、国土交通省の成瀬ダム事務所の紹介に書かれており、いきなりハードルが高いのです。
が、ダメ元だと、ブランに電話で問い合わせてみました。1人じゃだめだったら、つくばーどのツーリングを仕掛けてしまえばいいし(そっちのほうがハードルが上がるんじゃないのか?)
結果、部下と2名ですが予約させてもらえて、食えました。スパイスの効いたカレーと、大盛りなごはんは手強いです。野菜類がうまい具合に箸休めになってくれます。
普段だったらこの手のムックは我々には縁がない(エスクードなんかほぼ相手にされないから)のですが、これだけ年月を経ると超有名な国産車だけでは企画が持たないと見え、我が家で乗っていたような地味な車も取り上げられている。うちの霙には目の毒な日産パイクカーのページも割かれている。ってんで、手に取ってみました。珍しくなのか珍しくないのかわかりませんが、初代パジェロとか初代ジムニー(間違ってないけどなんか聞き慣れない読み慣れない響きだ)も出ています。
パジェロはともかく、ジムニーに関しては誕生48年目という半端な年回りでも、先頃20年ぶりのフルモデルチェンジ(ほんとうにフルなのかどうかはまあまた別の機会にでも)があってのことで、雑誌の販売・・・と広告戦略的にマストアイテムでしょう。なんせ8ページも使って歴代の解説やら開発の歴史を綴っています。・・・と思ったら、実はジムニー企画は7ページまでで、最後のページをめくったらなんかこう見慣れすぎたものが。
一通り読んであきれて物も言えない気分なんですが、普段ほとんど相手にしないだろうから知識も無いし調べる努力もしていない。もういちいち記事が間違っててそのまま書店入り口の屑籠に放り込んでやろうとしたけど逆手にとって遊ぼう。「このページの記事のどれほどが間違っているか」。これがわかったら貴方も立派なエスクード通です。ま、いずれまともに旧車扱いでエスクードを掲載する際、こんな程度の記事しか書けないなら月刊自家用車も旧車FANもその程度の雑誌だよ。
「なんか変なのがいました!」Bレイドのレッキ帳づくりで試走している娘らからの報告によれば、湖畔近くの集落を移動中、忽然と現れた・・・というより道端に佇んでいたとか。こりゃー薄暗くなってから走っていて遭遇したら、こわいかもなー。
これはいわゆる「鹿島様」の一種のようなものらしく、地元では「ダイダラ法師」「大人形」と呼ばれている人形道祖神です。集落の境界線にいて、災厄が侵入してくるのを防ぐ役目を担っているのです。
案の定、これに遭遇したとたん、予定コースは道が細くなるわ方向が怪しくなるわで、迷子になりかかったようです。
うーん・・・こういうのこそ面白いんだけれど、通行の安全も確保しないといけないので、もったいないんですがこの道筋はレイドのルートから外すしかないなあ。
こんな感じでレッキ帳づくりからしてドタバタ状態なんですが、大問題なのはゴール地点の提案。もちろんこの時点では候補なのですが、前回が難解すぎたことの反省らしいけれど、あまりにもバレバレな場所でかえって困惑するわ。
一昨日、OutRider事実上の休刊のことを遅まきながら書きましたが、実は、つくばーどは同誌の黙認のもと、コラボレーションなノベルティを企画したことがあります。
当時、つくばーどにはアウトライダーならぬ「遭うと労働」という言葉があり、イベントの設営時には誰彼となく手伝いを押し付けられる(半分とまでは言わないが事実)風潮がありました。
もっともこの言葉は同誌から持ってきたものではなく、五木寛之さんの「風の王国」という小説の中に出てくるオートバイツーリング誌「OUTROAD」をもじったものです。でもたぶん、五木さんご自身がアウトライダー誌からこの名前をとってきたことは明白ですね。
と思って調べてみたら逆でした。「風の王国」の発刊が85年、アウトライダーは86年の創刊。おぉ? てことは当時の編集者たちが「風の王国」に共鳴したのか、それともこの二者は同時につながりを持って生まれてきたのか・・・
もちろん偶然かもしれませんが。
ともかく「遭うと労働」。これを、当時、同誌の制作にかかわっていたエスクード乗りの友人がピックアップしてくれて、確か同誌がノベルティとして作ったうちわの何本かの、裏なのか表なのか不明の片面に組み込んでくれました。50本くらい作ってくれたものを、夏のイベント時に配布しました。さすがにもう僕のところにも現存していませんが、大それたことをしたものです。何が大それたかって、黙認とは言いながら、このうちわづくりはその制作会社の社長さんが自ら手を下し、糊付けや張り合わせをやっててくれたという逸話付きでした。