固定概念ぶち壊されましたわ。
箱って底が水平じゃないの?!
商品の形状鑑みたらこうなったんだろうけど。
これ棚に並べるの面倒くさそう・・・
パッケージデザインしたデザイナーさんにお会いしたいもんだわ(笑)
歴代エスクードのDNAだとか、二代目を無視してうそぶかれているエンジンフード横のエアアウトレット。三、四代目のガーニッシュのような装飾は、もともとはアウトレットとしてのスリット造形でした。しかし初代に乗った経験のある方なら、エスクードのエンジンルームは熱抜きが苦手で室内にも熱が伝導しやすいということをご存じでしょう。特にテンロクたちはエアコンがなかなか効かなかった。
それをわざわざエアアウトレットなどとなぜ言うのかと、ずっと思っていたのですが、30年めにして真実にたどり着きました。
近日公開予定のエスクード誕生30周年企画webに、この初代エスクードやカプチーノ、スイフトなどのデザインを手がけた、現名古屋芸術大学の片岡祐司教授に、デザインワークスとしてのエスクード開発について寄稿をお願いしまして、webにおいては4ページにわたる既出の話から「それは知りませんでした」なエピソードを執筆いただくことができました。
そこに、このスリットにまつわる逸話と、これに連なるドアミラー部分のトリビアが綴られていました。ひょっとしたら「そんなこと、初代のエンジンフードの構造を見ればわかるでしょ?」という人もいるとは思いますが、僕は初めてその話を知ることができたのです。なるほど二代目がやめちゃうわけだし、三代目以降は技術的に革新の扉でも開いたのかなと思わされました。
webは・・・うーんもったいつけるほど手の込んだ内容ではないんですが、現在あちこち手直しを進めているところなので25日までお待ちください。とりあえず片岡さんの「エスクード誕生物語」は読み応えありです。
エスクード誕生30周年企画のweb制作をぽつぽつと進めてきて、9割方これが出来上がったのですが、20周年のときに多くのユーザーさんに協力していただいた歴代エスクード全モデルのユーザー批評だけはもう一度やり直すにはめんどくさくてもったいなくて、そのまま引き継ぎ四代目を加える形でやりました。企画ページはそこを外すとなんだかんだで約30ページになりました。まあ素材的にはもう35年めはないなってくらい、ストックの底もつきましたよ。
さて、やりきったぜーとデータをサーバーに送ってみたのですが、ソフトがホームページビルダーのためIE準拠で制作してきたことが仇となっていて(まあそれはずーっと前からそうなんですが)、ファイヤーフォックスだと構成が崩れるし、iPhoneでも同様。このあたりの微調整技術が足りずに座礁した気分に転落です。聞けば狼駄さんが最近、自身のサイト更新をやらなくなったのも同じ理由らしく、彼なんかタグ打ちでやって来た人だから挫折感半端ないようです。
で、しばし腕組みして考えた末、両者の結論は以下のような感じ。
志が低いな、おいら・・・
フロントストラットの付け根修理が済み、意気揚々と走り出した良いものの、連休明けから仙台は次第に天気が下り坂となり、雨が数日降りました。
あちこち出かけているので車体も汚れてきますがフロントグラスは走りながらでもウォッシャー液とワイパーで洗浄できるのだよ。と、コラムレバーを手前に引いたけれどウインドウォッシャーが出ない・・・
ありゃ? 修理に出したとき既にタンクが空になっていたのか?
東北道を移動中だし、カー用品店に撥水液を買に行くより先に給水せねばというわけで、パーキングエリアのコンビニエンスストアで水を購入してエンジンフードを開けたら、ウォッシャータンクにはいつも使っているのとは異なる青い洗浄液が並々と入っていました。
あー、タンクを外して溶接修理の後、ちゃんと補給して組み付けてくれたんだ。しかしモーターは動作しているのになぜ出ない? ホースをたどってみると、まったく通水していません。
ウォッシャータンクは数か所で車体側にボルト止めされているので、これは組み付けのときにホースの一部をタンクの底にでも挟んで閉塞させたのかもと思い、タンクを外してスイッチを入れてみたけれどモーターが空回り。
ぬぬぬぬ・・・あと考えられるのってノズルの目詰まりだけれど、そもそもノズルまで水が行っていないのだからそれとは別の部分を点検しないといけないはず。しかし思いつかない。
なんだろうなーと焦りながら、なにげにリアウインドー用のウォッシャースイッチを押したら、フロントグラスいっぱいに水が噴き出るではありませんか。
ってなわけで、再度車外に出て外したタンクのコネクターを左右入れ替えて差し直してみると、元通り。いやはや、これは手引書見ないで組んだらこうなることもあるよなー。板金屋さんのところにいるであろう「計算を間違える小人さん」か「グレムリン」のことを連絡すべきかどうかですが、こっちに連れてきちゃったうえにいなくなっちゃったので、そこはもはやどうにもなりません。
一か月間の休眠を経てBLUEらすかるが復帰しています。フロントストラットのアッパー側取り付け部周辺に発生したクラックを塞ぎ、板金してもらう作業でしたが、ことは言うほど容易いものではなく、足回りの分解撤去やエンジンを降ろすなどの工程を伴いました。さらにクラックを塞ぐだけの作業にとどまらず、ストラットタワーバーやスタビライザーの受け側などにも錆と腐食があり、それらを除去したり腐食で無くなってしまった部位を作り直したりの外科手術だったそうです。
主治医にも板金の職人さんにも苦労をおかけしました。この間、霙が追突されて借りていた車がおしゃかになるわ、その事後処理で手間をかけさせてしまうわ、修理明けと同時にもう一台が車検で入庫するわ、いろいろ世話をかけっぱなしです。
フロント側の心許なさが解決できただけに、リアのショックがブッシュの問題で減衰力を変えてもガタゴトいうのがいよいよ気になってきました。ランチョを新調するか、銘柄の違っているままのタイヤ2本を新調するかが思案のしどころ。
街の色も流行歌も変わってしまうわけですが、「2018 海岸ランナー」の挿絵に使わせていただいたぬいぐるみが、12年後のいま、当時のまま健在であることに泣けてきます。
スーパースージーのページを読んでいただけた方にはお分かりかと思われますが、かなり創作していながらも、嘘だけついているわけではなく、この子らの袂に添えられている花というのは、実際に当時の霙が路傍で摘んだもので、それを物語の中に織り込んだのです。雑誌上で借りた写真は、助手席から撮っているので、あの日奥方が撮っていたのでしょう。
変われないものというより、変わらないものも確かにあるな。などと想いながら、「読んだよ」のメールを受け取ったケータイを仕舞って、BLUEらすかるのハードディスクに録音してある「究極超人あ~る」を呼び出し、笠原弘子を聴きながら作戦室に戻りました。
ところで先日の「海岸ランナー完結 前編」は異様なほどの閲覧数なんですが、後編として掲載した雑誌ページにまで行ってくれる人はどれくらいになるのか。まあこんなへんてこな構成にしてしまう方に非があるのだけれど、なにしろ全体が長いし、前後編掲載にしたら7月まで引っ張ることになってしまうので、しみじみ感も何もなくなってしまいます。
主人公の当人は、どんなシーンで読んでくださったのか。こんなところ説もあるんだけど、そこかどうかは定かではありません。