わんこちゃん、あなたのお家はどこですか??
会社の近くでウロウロしてたミニチュアダックス。
義弟1号の友達のお母さんが見つけたんだけど「アタシ用事があるからっ」と息子(義弟の友達)に押し付けて出かけてしまったという(笑)
「ここの近くのコだと思うんだよね」と押し付けられた当人が事務所に連れて来たので預かりました。
暫しの後、会社の駐車場の向こう側のお家で
「犬が居ない!」と騒ぎになっているのに義弟2号が気づき、無事お家に帰っていきました。
良かった良かった。
BS11にて再放送が始まった「名探偵ホームズ」が今日あたり、片渕須直さんが脚本を書き、宮崎駿さんが監督した『青い紅玉』にさしかかるはずです。同作品はもともと、イタリア国営放送局が発注した同国の会社から日本のアニメ制作会社がさらに下請け受注して作られたもので、日本では先行制作された2話分が劇場公開の形をとり、後に民放で26話が放送されました。なんでそういう変則的なことになっていたかはいろいろあるんですが、本題と関係ないので省略。
本題の「青い紅玉(ルビー)」は、コナン・ドイルの原作とは物語の展開が異なり、偶然それを手に入れてしまった少女を拉致しようとするモリアーティ教授から、ホームズが守り抜く快活でわかりやすい脚本。しかもシリーズ全般、登場人物が犬などの擬人化という実に先取りな設定。中年親父と少女という組み合わせはいかにも宮崎さんが好きそうな話で、後年「この世界の片隅に」を世に送り出すことになる片渕さんが書いているところがツボです。
モリアーティとの第1ラウンドを終えて少女を救い出したホームズは、彼女をベーカー街の自宅にかくまうわけですが、このとき少女はホームズのベッドで
「たばこのにおいがする」
「パパのベッドもそうだった」
とつぶやき、本能的にホームズが信頼に足る人物であることを確信します。少女は日頃、街頭でスリを働く浮浪児なので、人一倍猜疑心が強い(はずだ)から、このシーンは地味ながらちょっと大事な場面になるのです。
お父さんと同じにおいとは、ヘビースモーカーであるホームズが愛用しているパイプ煙草のけむりが染みついた部屋と寝具のにおい。あぁなんというおおらかな19世紀であることか。そして受動喫煙のじの字も語られはしない20世紀のアニメーション!
↑そこを言いたかったんだい
はてさて21世紀の現代、名探偵ホームズ自体はCS放送もあわせて何度目かの再放送になるのですが、いまこれを視聴する人の中には「ホームズだって女児連れ込み」だとか「受動喫煙許すまじ」とか言い出すんでしょうか。もしそうだとしたらこの番組そのものがもう、「子供に見せられね」のレッテル貼られかねない。
あくまで仕事です。福島市で解放されたあと午後には会津若松に移動しなくてはならないとなれば、国道115号で土湯峠越えをするのが合理的じゃないですか。土湯峠を越えた向こうには中ノ沢温泉があって、まさかひとっ風呂浴びてからってわけにはいかないけれど、昼飯に立ち寄るくらいはありじゃないですか。というわけで土湯峠はもうちょっとで紅葉がピークになりそうな山肌。裏磐梯側に降りていくと、沿道の森はけっこういい感じに色づいています(金曜日の話ね)
中ノ沢温泉には昔から行きつけの食堂があって、こっち方面の林道ツーリングの際にはだいたいそこで五目に加えてチキンカツが載っているスタミナラーメンが昼飯でした。若いころは平気で大盛りを食ったものです。しかしこの歳になると普通盛りでも十分になりました。30年以上通って、ここの品書きで他の物を食った記憶が2回くらいしかない、定番の注文です。あとは近所で笹団子か天ぷらまんじゅうを土産に買って、まあ花より団子なルートです。
現存個体数は日々少なくなっているはずの初代エスクード・・・ではなくこれはマツダからOEM販売されたプロシードレバンテですが、個体としての希少さが高まっているのは同じ話。
だからこうして現役で動いている姿を見かけるのは実に嬉しいのでレンズを向けたら何かおかしい。いつかどこかで下取りに出されたものが再び登録され走り続けていることはわかるのですが、なぜ4ナンバー?
もともと5ナンバー種別であった51Wを貨物車登録する意図と利点てどこらへんにあるのだろう? しかもリアシートを撤去しているようにも見えません。登録の際、どうやればいいんだろう。うーん、出かける所用を遅らせてでもこのレバンテのユーザーさんに話を伺うべきだったか。
「機動戦士ガンダム」がロボットアニメの存在に様々な変革をもたらしたことを今さら書く気もありませんが、これが「THEORIGIN」としてリメイクされるに至り(至ったけどまだガンダム自体が動かないんですが)、変革に変革を加えるとこうなんだなあと思わされるのが、プロモーションとして作られた「大地に立つ瞬間」の構図とCGです。安彦良和さんが自ら手掛けたラインがわかる柔らい表情ながら、模型立像がフィードバックされたディティール。
対する最初のこのシーンは、もちろんガンダムの頭部と顔が持つ複雑な線を表現しながらも、作画の技術はここまでが精いっぱいだったことが見ただけで感じ取れるし、カット割りを駆使して立ち上がりに移る動きの無理をうまく打ち消しています。どっちがどうという優劣の話ではなく、この造形をどのように動かそうかというイマジネーションが絵コンテに表れたときのセンスなのですが、ここだけ切り取ってみて、最初のシーンというのはやはり緻密に描かれていたんだなと感じます。
でもってこの両者の描き方に一つ、決定的に異なるものがあって、今頃になってそれに気が付いたのですけど、これを続けると長くなるのでいずれ紐解いてみようと思います。
もの哀しくても腹は減るのです・・・と書くのも唐突ですが、まだ遠野編が続いております。河童店長の店がなくなってしまい昼飯をどうするよ?と駅前にある「ひっつみ定食」の店に行ったらお休み。JACでひっつみを遠慮してきた罰が当たったか。それなら伊藤家かと思ったけれど、蕎麦屋なのでコーヒーが飲めない。何ぜいたく言ってんだ状態で、確か伊藤家の向かいのブロックに土蔵を改装した喫茶店があったはずだと道路を渡ったら、土蔵はあったけれど店名が違っていました。
入ってみたら、以前来たときと比べていくらか内装と調度品が変わっていました。喫茶店系のメニューは当然無しで、数種類のランチのみ。昼営業終了間際で、あわやラストオーダーを逃すところでした。遠野ではちょっと高めかもしれないけれど、直感では「あれ? 意外に安めだよ」と感じたスペシャルランチ1500円税込みを頼んだら、短角牛のステーキが地元産の温野菜とともに出てきました。サラダ、舞茸のスープ、ご飯と飲み物付き。これは見っけもんでした。
オーナーたちは遠野出身の三十代。修行から帰郷し昨年の春、本格的にお店を始めたそうで、高校生時代の同級生ふたりで合同会社を興し、地産の食材でもてなし食材作りも含めた六次産業化をめざしているとか。お店の名前「コヨミーナ」は、遠野ことばの「来~よ、みんな」をモチーフとしているそうです。去る人があれば起つ人もいる。近代化した遠野といえど高齢化と過疎化は進んでいるはずだから、彼らのような世代が頑張っていることにはつい、応援したくなります。