敷物に同化するでん。
どこまでが〝身〟で、どこからが〝模様〟なのか判らん(汗)
しかし。どうして君はへそ天で寝るかなぁ・・・
古書店で「オーロラ 瑠璃色のシンフォニー」という写真集を見つけました。これを撮ったのは内野詩織さんという写真家で、18年前の2月にカナダのイエローナイフに渡航し、7年ほど滞在した人です。古参のエスクード乗りには「ああ、あの人」とおわかりになるであろう彼女は当時、現地で1800ccの直四エンジンを搭載したスズキサイドキックに乗っていました。ユーコン紀行7500kmなどを走り、その帰路2000kmはギアトラブルのまま帰還した逸話をお持ちです。
現在は日本に帰国しており山岳写真家と一児の母を兼任しているそうですが、写真集は2010年11月に出版したもの。僕に転勤の話が出たどたばたの頃で、失礼ながら出版自体を知りませんでした。今回手に入れたものは、奇しくも初版(こういうのが重版されているかどうかは不明ですが)
うーむ、アフリカの滝田明日香さんといい彼女といい、こんなに有名な人になるなら、出版時に購入してサインの一つももらっておけばよかったよと不謹慎発言をする僕ですが、まだサイドキックが現役だった頃に、つくばーどサイト上でウェブのリポートを書いていただけたのは幸運でした。
この写真集はオーロラの空と森と町が主役ですから、ひょっとして?と期待したサイドキックとオーロラのページは・・・ありません。が、巻末のエッセイには挿絵として1カット、サイドキックの後ろ姿が掲載されていました。
そしたらなんと、昨年末にモーターマガジン社から2018年版オーロラカレンダーというのを発行されていたそうで、そのなかにサイドキックの風景もあったらしい。
今頃それを知っても既に品切れ・・・
「あたしは学会に復讐してやるんだーっ」な、何事だ?
霰は民俗学の専攻で卒論を書くにあたり、地元の奇祭と山麓の風習などを取材し続け論文をまとめたのですが、いろいろと詰めが甘くて、提出し受理されたのが論文提出締め切り日の、タイムアップ10分前だったという綱渡りでした。
「そんな論文、受理されはしても教授会ではねられるんじゃないの?」
「やめろよそんな予測。そしたら留年じゃん」
「えー? 留年したら就職とか、退去日時の決まっているアパートとかどうするんですか?」
だからやめろっ、という外野の評をよそに、どうも日本民俗学会が定期的に開いている論文発表会に持って行ってしゃべってこい。との厳命が下ったらしいのです。
さあたいへん。書くのは書いたけれど所定時間で簡潔に論旨をしゃべくれるのかとなるとまったく別問題です。
「おねーちゃんてそういうの得意じゃないですよね。活舌悪いし」
「だけど論文が認められたんだから卒業は安泰だろう?」
「まともに発表できなくて大学の恥をさらしたら全部おしゃかだわねー」
と霰はあと1か月ちょっとで卒業というのに必死です。
見に来るな? そんな面白い貴重なもの、見過ごすわけにはいかないよな。
十六夜の月も西の空で低くなるころ、ぷらすBLUEを走らせる霙は初の首都高乗り入れ、あちこちのジャンクション離合というカリキュラムを課せられ、それはもう緊張せずにはいられない朝練に臨んでいました。
しかし実際には三郷線が多少混雑した程度で、小菅の中央環状線への乗り入れは後続車もなくあっさりクリア。
これは都心環状線方面に行くしかないかと思ったのだけれど、あとの課題のためにそれはできず、堀切はそのまま葛西方面へ。そのあたりで東の空から太陽が昇ってきます。
ここまで来てしまえば湾岸線への合流は低難度。有明ランプで国道に降りる際の渋滞合流は・・・国道側の信号に救われまたもや楽にクリアです。まあ最初の首都高だしそれでもいいかと、目的地の東八潮まできたところでトリップカウンターは100キロを越えました。
朝練を兼ねてM‐レイドへの参戦です。幌車だしどうやって受けを狙うか(いやそういう趣向の企画じゃないんだよ)、先週までに検討していた構図は「SPEED2」の真似。とはいっても進入路が一方通行なので、映画とは向きが逆になります。
構図だけ説明してカメラを預け、本人が撮ったものがこちら。あまり映画のような感じにはなってないな・・・
大暴風後の週末の暖かさは異様ですね。ソメイヨシノも標高の低いところの南斜面では、けっこう蕾が膨らんでいます。
しかしこれに釣られてうっかり花見なんか宣言しちゃうと、翌週からどかーんと寒さが戻ってきて居座るのも定番です。
実際、蕾が膨らんでいるとはいっても、周囲のソメイヨシノはまだまだこんな感じですから、3月中に花見なんていうのは無謀極まりないのです。
それ以前に3月の週末はすでに埋まっちゃってて、イベントものは何も仕掛けられません。今度の日曜、横浜界隈に出没するのを除けば、18日が空欄になっているくらいです。21日は仕事だから基地に戻らないし。
それはそれとして、天狗の森の桜観察は3日の午後1時頃。そこから遡ること6時間ほど前、ぷらすBLUEは別の街でことし最初の桜を見物しておりました。
夜は明けているんですが日陰なので全く様になりません。
しかし咲きっぷりは見事なものです。幹は細いけれど樹齢が若いと勢いがあります。
基地を出てから同じルートは通らずぐるっと一回りして二、三か所立ち寄りながらざっと300キロのツーリング。
これをすべて助手席で過ごすというのは、なんといっても楽です。
ウエストウインの島社長から相談があり、
「どなたかTD94Wに乗りたいという人はいらっしゃいますか?」
とのこと。月内には業者間流通に乗せるそうですが、その前に、せっかくだから「より身内の方々の眼鏡にかなうなら、できるだけ安くします」ですと。
「車検は切れています。車両の状態は、乗用だったので良好ですね」
この個体は僕も直に見ています。2006年式で100000キロちょっと。ユーザーさんはオフロード未経験者で4代目に乗り換えられました。で、これは探せば詳細を閲覧可能なんですけど、僕が相談を受けた価格は掲載されているものより低いです。福岡県以外なら出荷まで請け負い、車検は購入側でとっていただく形になります。
「島さんさー、なんでうちがハスラー買う前にそれ言ってくれなかったのよー」
「えー、雷蔵さんとこに行ったら、間違いなく幌車の息の根が止まるでしょ」
まあそりゃそうでしょうね。僕の意志に関わらず、ですよきっと。
さて島さんの勘定では、ちょっとの手間はかかるもののおそらくどこよりも安価であろうこの話の期限は3月15日までだそうです。あとはご随意にウエストウインの島社長に問い合わせてみてください。